SpicyLibra
DTPソフトAdobe InDesignを組版エンジンとして利用する定型レイアウト自動組版ソフトです。現状では、Windows10(64ビット)上にて稼働するWindows専用のアプリケーションソフトとなります。
2004年のSpicyLibra Ver1にはじまり、InDesignのバージョンアップ毎に、SpicyLibraCS1、SpicyLibraCS2、~SpicyLibraCS6と各InDesignのバージョンに適合したバージョンをリリースしてまいりました。
InDesignの大幅な変更に伴い、SpicyLibraも現在、InDesignCC2019に対応したSpicyLibraCC2019、InDesign2020に対応したSpicyLibra2020を販売しております。
SpicyLibraの処理は、InDesignのドキュメントテンプレートファイルにテキストや画像などを挿入するオブジェクト(テキストフレームやパスなど)を配置し、プラグインにてそれぞれのオブジェクトにフレーム名称をビジュアル的に付加します。
挿入するテキストや画像ファイルパスなどを記述したデータレコードファイルの各項目と上記のドキュメントオブジェクト(フレーム名称)を結び付けるとともに、各々の挿入処理に関して、様々な処理オプションを設定し、設定ファイルとして保存します。
その設定ファイルをもとに、InDesignの公開メソッド(COM)を利用して、InDesignのドキュメントを作成します。
SpicyLibra共通基本機能
- 単純挿入(文字列、画像ファイル、テキストファイル)
- データ挿入時に、先頭文字削除・前置文字挿入・後置文字挿入など細かなデータ操作が可能
- 差替挿入(テンプレート中のプレースホルダーに挿入)
- あふれ処理(フレームから挿入した文字列がオーバーフローした場合、扁平をかけてフレームに納めます。行単位での追い込みも可能です)
- 追い出し処理(振れ無にあふれた文字列を別フレームに追い出します)
- 人名字取処理(基本字取、カスタム字取、異体字挿入など)
- バーコード(カスタムバーコード、JAN、NW7、Code39、QR、MicroQRなど多種バーコードをデータより作成し、フォントまたは画像にて配置)
- 見開き・両面処理(データレコードを2ページに分割して挿入)
- 改ページ処理(特定データの出現にてページを分割)
- マスター切替(条件に従ってマスターを切替適用)
- オブジェクトスタイル適用(条件に従ってマオブジェクトスタイルを適用)
- 表組(表セルへのテキスト・画像・アセットの挿入、データがない行の削除指定、データのマトリックス変換挿入)
- SpicyTAGによる、各種文字修飾機能の実現(InDesignが文字修飾にて提供する文字属性の多くをタグ指定することで実現)
- 透かし(WaterMark)挿入
- 入力可能データ種が豊富(CSV、TSV、mdb、EXCELファイル)
- 最大5項目までデータ項目を複製使用可能
- 出力ファイル種が豊富(InDesignドキュメント、EPS、JPEG、EPUB、PDFなどInDesignが書き出せるファイル)