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XML規格

XML基本仕様関連規格

XML Extensible Markup Language / XSL Extensible Stylesheet Language / XSLT / XPath / XPointer / XLink XML Linking Language / XML Schema / SAX Simple API for XML / XForms / Exclusive XML Canonicalization / XML Information Set / XQL / XML Query / XML Signature / Formatting Object / XML名前空間 Namespace in XML / Associating Style Sheets with XML documents / XML Media Types / XML-RPC / SOAP / XUpdate / XML Bace / XML Encryption / XML Key Management / RDF / XHTML / RELAX  REgular LAnguage description for XML / XDR XML-Data Reduced / DDML Document Definition Markup Language / SOX Schema for Object-Oriented XML / XML-Data / DTD

XML関連応用規格

SVG Scalable Vector Graphics / SMIL Synchronized Multimedia Integration Language / MathML Mathematical Markup Language / CML / BML / DSML Directory Service Markup Language / PRISM / P3P Platform for Privacy Preferences / XUL / WAP Wireless Application Protocol / Voice XML







XML基本仕様関連規格

XML Extensible Markup Language

XMLはインターネットの標準としてW3Cより勧告されたメタ言語。
言語を作る際には、どんな構文でも好きなように作れるわけではなく、あらかじめ用意された範囲内に限定される。
XMLは、SGMLのサブセットになるように言語仕様が規定されている。しかし、これは、XMLがSGMLのサブセットであることを規定しない。XMLにはSGMLを逸脱した構文や機能があり、SGML以上のものである。サブセットであるというのは、既存のSGMLツールが利用できることを意図したものでしかなく、XMLツールが豊富に存在する現在では特に重要な意味はない。逆に、XMLはSGMLのサブセットだからといって、SGMLをXMLの代わりに採用するのは間違いである。
SGMLではXMLの一部の機能が使用できない。また、SGMLではインターネット上の情報交換性が保証されない。
SGMLの開発目的は、電子的な文書管理である。各種文書を長期間保存したり、人手を使わない自動管理を行うために、直接的な表記に関する情報ではなく、論理的な文書構造を記述するようにした言語である。
XMLでは、これに加えて、電子的なデータの交換も役割も持つ。そのため、文書だけでなく、単純な数値の羅列のような電子データの交換にも使用される。
しかし、元々文書のためのメタ言語であるため、文書を記述する場合でもデータを記述する場合でも、XML文書と呼ぶのが習慣である。逆に、XMLの目的に関して、よくある誤解は、「HTMLの後継言語である」「XMLはデータベースの情報を交換するための言語」「XMLはEC(電子商取引)のための言語」といったものがある。実際に、HTMLの後継言語であるXHTMLという言語を作るためにXMLを使用しているのは事実であるが、XMLそのものはHTMLではなくSGMLの後継言語である。また、データベースの情報を交換したり、ECの分野でXMLが使用されているのは事実であるが、それを目的に作られたと言うわけではない。本来XMLは文書を扱うためのメタ言語であって、データ交換などで利用されるのは、XMLの強力さとカバー範囲の広さを示すものである。

XSL Extensible Stylesheet Language

XSLは、XML専用のスタイルシート言語である。
HTML用のスタイルシート言語と異なり、SGML用のスタイルシート言語であるDSSSLの流れを汲むもので、表現の流儀がかなり異なる。CSSは、HTMLの各々の要素等に対して、どのような色やデザインを適用するかを記述するが、XSLでは、変換言語(XSLT)を用いて、元のXML文書を全く別個のXSL文書に置き換えて、それを元に表示や印刷を行う。
XSLは全世界の言語の組版を可能とするという目標を立てて活動中である。そのため、仕様の規模が大きく複雑である。すでにかなりの時間を費やしているが、まだ長い時間を要するかも知れない。2000年9月現在、XSLはW3Cのワーキングドラフトである。
XSLが使用できないことに対して、現在主に利用されている解決方法は、XSLTによってXML文書をHTML+CSSに変換することである。この方法で、かなりのニーズを満たすことができている。


XSLT

XMLのスタイルシート言語であるXSLには、もともと変換言語としての機能と、実際にテキストをフォーマットする言語の2種類の言語が含まれていた。この中で、変換言語の部分は非常に有用で、XSL以外の目的でも役に立つことから、分離独立し、XSLTとなった。現在、W3Cの勧告である。
XSLTは、任意のXML文書を読み込んで、それを加工して出力する簡易なスクリプト言語として使用することができる。たとえば、ビジネスデータを読み込んで、それをSVG形式で書き出すことでグラフを自動作成する、といった使い方も可能である。
また、出力はXML文書とは限らず、プレーンテキストやHTMLを出力することができる。そのため、XML文書をHTMLに変換するために使用されることも多い。しかし、XSLTは万能ではなく、あくまで、スタイルシート変換用の言語である。すべてのニーズに対応することはできない。


XPath

XPathは、XML文書の特定の部分を指し示す構文を規定する。XPathを利用すれば、XML文書中にアンカーなどが埋め込まれていなくとも、文書中の任意の位置を指し示すことができる。
XPointerとXSLTは、両者の間で類似の機能を使用するため、共通機能部分を取り出して標準仕様としてまとめたものがXPathである。XPointerまたはXSLTを学ぶ者は、XPathも同時に学ばねばならない。逆に、XPointerとXSLTの両方を学ぶ者は、XPathを学ぶことで共通部分をの修得を1回で行うことができる。
XPathはW3Cの勧告となっている。


XPointer

XPointerは、XLinkと共に使用されるリンク言語である。XPointerの役割は、特定のXML文書の、特定の場所を指し示す構文を提供することである。ツリー上の特定の位置を指し示したり、特定のIDが記述された場所を指し示したり、さらに、そのような位置からの相対位置を指定することを可能にする。これにより、HTMLのように、あらかじめアンカーを設定しておく必要がなくなる。
XPointerの中で、XSLTとの共通部分は、XPathという言語にまとめられ、標準化されている。


XLink XML Linking Language

XLinkは、他のXMLによって作られた言語と併用して、ハイパーリンクを表現するためのリンク言語である。
具体的なリンク先を示すためには、URIを使用する。その書式は、XPointer、XPathという別の言語で規定されている。
XLinkは、HTMLのリンク機能よりも大幅に機能が強化されている。双方向のリンクや、あらかじめアンカーの書き込まれていない場所に対するリンクへのリンクなども可能である。また、XLinkという専用のリンク言語を併用することで、新しい言語を作成する際、リンクに関する機能をいちいち規定する必要がなくなる。その特徴は下記のようなものになる。
XPointerにより、
アンカーのない部分へもリンクが可能
単方向リンクだけでなく、双方向リンクも提供
リンク自体を、リンク元やリンク先の文書と分離できる
分散された外部の文書を埋め込んで、新たに仮想ドキュメントを構成可能
リンクを横断するタイミングやイベントなどを指定可能
これらの特徴を備えたXLinkは、今までにない強力なハイパーリンク機構をXMLに与えるものとして期待されている。


XML Schema

XMLのスキーマ言語の1つである。W3Cが、XMLでのすべてのニーズに対応する唯一のスキーマ言語として制定作業中である。
ドキュメントとして、
Part 0: Primer (チュートリアルであり、仕様書ではない)
Part 1: Structures (全体の構文の構造を規定)
Part 2:Datatypes (データ型に関する定義)
の3つが存在する。
XML Schemaは、非定型の文書よりも定型的なデータに対して親和性の高い構造を採用している。そのため、文書系のデータを扱っているユーザーからは不評である。
また仕様書が膨大であり、厚すぎて理解できないという意見も多い。
2001年5月2日に勧告が発表されたことで、XML Schemaはスキーマ言語のデファクトスタンダードへの道を一歩踏み出した。しかし前述のような内容に対する不満は解決されておらず、スキーマ言語の本命争いはまだ予断を許さない状況だといえるだろう。



SAX Simple API for XML

XMLパーサの標準APIの1つである。DOMと異なり、W3Cではなく、草の根の運動によって開発された経緯を持つ。しかし、草の根とはいえ、非常に有用であるため、現在では業界のスタンダードの1つである。
SAXはDOMと異なり、文書を先頭から順に読み込んでいき、そこで発生したイベントを経由して情報をアプリケーションプログラムに伝達する。DOMの場合はXML文書全体の構文解析が終了し、DOMツリーができるまではアプリケーションプログラムは何の情報も得ることはできないが、SAXの場合は解析中に分かったことから順次伝達するため、構文解析の終了まで待たずに処理を開始できる。
また、DOMはXML文書全体の構文解析の結果をメモリ上に構築する(構文木やDOMツリーと呼ばれる)。そのため、巨大なXML文書を解析させた場合、それに応じた巨大なメモリを要求される。これに対して、SAXでは解析結果をイベントとしてアプリケーションプログラムに渡した後でそれを保持しないので、どんな巨大なXML文書でも、小さなメモリで解析することができる。


XForms

HTMLの持つフォーム機能を分離独立させ、さらに強化することを意図した仕様。HTMLの持つフォーム機能は、シンプルで分かりやすいが、さまざまなビジネスアプリケーションにとって、機能が十分とは言えない。また、コンピュータ業界の一般論としても、フォームの機能は大変に重要なものである。そこで、フォームに的を絞って、議論を行って専用の仕様を作ろうとしている。


Exclusive XML Canonicalization

XML文書には、同じ内容を異なる方法で記述するさまざまな手段が提供されている。Exclusive XML Canonicalizationは、その表記を統一する記法のこと。
例えば、以下の例はすべて、同じ内容を表現している。
<hiragana>あ</hiragana>
<hiragana>&#x3042;</hiragana>
<hiragana>&#12354;</hiragana>
このような表記のどれを採用するかはシステムの都合で自動的に行われることがある。しかしながら、それは表記が変わっただけであって、内容が変わったわけではない。ところが、電子署名などを用いる場合、内容が変わっていないにも関わらず、変更されたと見なされることがあるということで、実用上問題になる。
そこで、表記の違いを無視して、純粋な内容が同じかどうかを判定するために、ある書式に変換することを考える。どんなに違った表記であっても、この書式に変換すれば、必ず一致するものを考える。
このために使用されるものが、W3Cより勧告されたExclusive XML Canonicalizationである。XML文書をExclusive XML Canonicalizationに変換することで、表記がすべて統一され、同一の内容を持つXML文書はすべて同じ表記になる。
Exclusive XML Canonicalizationは、内容の一致判定を行うときに使用するもので、それ以外のXML文書の利用時は、通常のXML表記を使用する。
以前にCanonical XMLとして勧告されたものが改良され、Exclusive XML Canonicalizationとして勧告された。


XML Information Set

XML Information Setは、XML文書を構成する各部分に対して、さまざまな情報を与える定義の集合体である。これは、XMLのデータモデルの1つと言うことができる。
スキーマはデータの構造を記述するが、XML Information Setが行うのは、構造を与えることではなく、各部分に関する詳細な情報を明確にすることである。
このXML Information Setで用いられている用語がさまざまなXML周辺の仕様書に含められていくことで、より厳密な仕様定義を行うことができ、従って実装上の混乱を招きにくくすることができるという意義がある。


XQL

XQLは、XSLTの拡張として作成された問い合わせ言語である。XML文書の形式で問い合わせ内容を記述し、XML文書を検索する。
このXQLは、XML Queryに対する1つの提案であり、この仕様そのものは公的な規範ではない。


XML Query

W3Cにおける、XMLによる問い合わせ言語に関する活動の名称である。
現在、XML Query Data Modelのワーキングドラフトが公開されている。これに対して、XML Query Algebra(現在はまだない)を加えたものが。XML Query Languageになるとされている(注:このXML Query Languageは、別項で解説しているXQLとは内容的に異なるものである)。
まだ未来形の技術と言える。


XML Signature

XML文書に対して電子署名を行う書式を規定する。XML文書には、1つのことを表現するために複数の表現方法が存在する。それらの相違を無視して、純粋な内容の正しさを検証するために、Exclusive XML Canonicalizationなどを使用する。


Formatting Object

本来XSLには、変換を行うTransformationと、表示すべきページ情報を表現するFormatting Objectがあった。しかし、Transformationの部分のみ、XSLTという独立した仕様になったため、現在は事実上Formatting ObjectとXSLがイコールと考えてよい。
XSLの本来想定された使い方は、XML文書を、XSLTを用いて変換し、Formatting Objectにより表現された文字の大きさや色などに従った表示を行うことである。しかし、XSLTのみ先行して勧告になったため、Formatting Objectではなく、HTML+CSSに変換するという使われ方も多い。だが、HTML+CSSがある程度の論理構造を持った文書としての機能も持つのに対して、Formatting Objectは純粋に表示情報(レイアウト情報)だけを表現する。


XML名前空間 Namespace in XML

同じ名前の要素や属性が、異なる意味で定義されていると混乱が起きる。こうした混乱を避けるために利用するのがXMLにおける名前空間
XMLでは、標準的なマークアップ言語(例:XHTML)に対して、それぞれの業務や分野独自の情報を付け足して扱うことが期待されていた。それを行うと、1つのXML文書内に、異なる言語で記述された情報が混在することになる可能性がある。そのとき、同じ名前の要素や属性が、異なる意味で定義されていると混乱が起きる。こうした混乱を避けるために利用するのがXMLにおける名前空間だ。
それぞれの要素や属性に対して、名前空間と呼ばれるものを定義する。名前空間は、URIで識別される。例えば
 http://hoge/person
 http://hoge/document
という名前空間で、区別する。
このように記述することで、それぞれの要素が具体的に、2つのtitle要素が別のものを示していることが明確に分かる。また、区別が可能になるだけでなく、具体的に何を示しているのかも分かる。
名前空間を示すURIは、全世界でユニークな名前を確保するために使用されているもので、URIの示す先に何かの情報が存在する必要はまったくない。また、何かの情報があることを期待してはいけない。
名前空間の問題は、DTDにおける名前空間のサポートが不十分であるということだ。そのため、このことがDTD以外のスキーマ言語を求めるニーズが生まれる理由の1つとなっている。名前空間はW3Cの勧告であり、XML 1.0を一部拡張するような形で構成されている。


Associating Style Sheets with XML documents

Associating Style Sheets with XML documentsは、XML文書の中に、そのXML文書に対応することが想定されているスタイルシートの情報を埋め込む方法を規定する。
処理命令(PI)の形式で表現され、Cascading Style Sheet(CSS)やXSLTなどで記述されたスタイルシートを指定することができる。
これを用いると、Webブラウザから任意のXML文書を指定するだけで、それを適切に表示するためのスタイルシートも自動的に読み込ませることができる。一般的に、XML文書を直接URIによって指定して、閲覧可能なWebページを作成する場合には必須の機能となる。
利用形態によっては、この機能によって指定されたスタイルシートを使用しないという選択もあり得る。


XML Media Types

XML Media Typesは、XML文書を、WWWで使用されるプロトコルであるHTTPや電子メール(MIME)によって送信する際に使用されるContent-type:ヘッダに記述するメディアタイプに関する規定を定める。
使用する文字エンコーディングの種類によって、text/xmlを使用すべき場合と、application/xmlを使用すべき場合がある。両者の区別を明確に付けるためには、この文書を参照する。


XML-RPC

XMLを表現媒体として用いて、RPC(Remote Procedure Call)を行うことをXML-RPCという。 XML-RPCを行う代表的な標準仕様としてはSOAPがある。


SOAP

SOAPはネットワーク経由でオブジェクト間の通信を行う軽量のプロトコルである。
これまでも、ネットワーク経由でオブジェクト間の通信を行うものとして、CORBAやDCOMなどがあったが、SOAPは、通信内容の記述にXMLを用いる点が特徴だ。また、SOAPはデータ構造のみが規定されており、転送用プロトコルとして、HTTPやSMTPなど既存の任意の通信プロトコルを使用する点も特徴である。
XML文書を特定のホスト上に存在する特定のオブジェクトに届けるためには、宛先情報などが必要となる。SOAPは、XML文書にそうした宛先情報を付加するための、エンベロープと呼ばれる領域などを備えている。
さまざまな組織では、ネットワークに接続する際にファイアウォールを入れて、HTTPやSMTPなどの必要最小限度のプロトコルを除いて、すべてシャットアウトしてしまうことが多い。その場合でも、SOAPはXMLとHTTPを用いることによって、ファイアウォールを超えてオブジェクト間で通信することが可能になる。


XUpdate



XML Bace




XML Encryption



XML Key Management



RDF

RDFは、XMLによって作られた、メタデータを記述する言語である。メタデータとは、データに関するデータである。データに関するさまざまな情報をデータに付加することによって、データの有用性を高めるために使用される。
RDFは、RDFそのものの構造や構文を定めるModel and Syntaxと、メタデータのボキャブラリを規定するSchemaの2つの仕様から構成される。


XHTML

HTML 4.0を、XML 1.0の構文で再定義したもの。
XHTMLは、初期においては、HTML 5.0のように呼ばれたこともあり、HTMLの正当な後継言語である。つまり、HTML 4.0の次のバージョンがXHTML 1.0であると理解してよい。
XHTML 1.0は、SGMLで定義されていたHTML 4.0の構文をXMLに置き換えただけで、機能の追加は行われていない。しかしながら、XMLは名前空間によって1つの文書に複数の言語の要素や属性が混在しても識別可能であるため、XHTML文書に、他のXMLによる言語で記述された文書やデータを埋め込むことも不可能ではない。そのような、意味で、HTMLとXHTMLの使い勝手には相違がある。
SGMLとXMLでは一部の構文が異なるめ、HTMLとXHTMLの間にも構文の差がある。そこで、従来のHTML用のWebブラウザでもXHTMLを閲覧可能とするために、XHTMLではいくつかの互換ルールを定めている。
たとえば、HTMLの、<br> は、空要素タグであるため、XMLでは、<br/> と表記する必要がある。しかし、この構文は、XHTMLに対応していない古いWebブラウザは解釈できずにエラーとなる。そこで、/記号の手前に空白文字を入れる。
<br /> これによって、誤った構文に寛容な古いWebブラウザは、これを解釈して処理することが可能となる。
特に注意すべき点は、大文字と小文字の選択である。HTMLにおいては、要素名などを大文字で書いても小文字で書いても受け入れられたが、XMLは両者を区別して扱うため、必ず小文字で書かねばならない。


RELAX  REgular LAnguage description for XML

RELAXはXMLのスキーマ言語の1つである。
W3Cの標準ではなく、村田真氏が始めた日本発の草の根レベルのチャレンジだ。RELAXが作られることになった理由は、主に、W3C標準であるXML Schemaが、仕様があまりに大きすぎて理解しにくく、またデータ向けに偏りすぎ文章系に使いにくくなっており、その上、いつ勧告になるのか見通しも不明瞭であるという点にある。
そこで、欲しいものは自分たちで作ってしまおう、と考えられた結果がRELAXである。
RELAXはコンパクトな仕様である。コンパクトであるため、巨大なXML Schemaと比較して、極めて短い時間で開発が可能である。これは、後発のRELAXがXML Schemaよりも早い段階で仕様を完成させられる理由である。
RELAXの構造上の特徴は、生け垣(hedge)モデルの採用である。生け垣とは、木が複数ある状態を示す。これにより、要素の並び順に異なるルールがある場合でも、それに対応することができる。
RELAXはデータ型として、XML Schema Part2を参照しており、RELAXからXML Schemaへの移行も可能であるように配慮されている。
RELAXは、基本部分を定めたRELAX Coreと、複数のスキーマを同時に使用するRELAX Modulalizationに分かれる。RELAX Coreはほぼ完成しており、RELAX Modulalizationは開発中である。


XDR XML-Data Reduced

XMLのスキーマ言語の1つ。従来からあったXML-Dataの機能を縮小したものである。
BizTalkにおいて、XML Schemaが勧告になるまでの間のつなぎとして使用されている。BizTalk以外に特にこれを利用するという動きはなく、またBizTalkにおいても将来はXML Schemaをスキーマ言語に採用すると言われているため、近い将来にはXDRの存在価値が消滅することが予想される。


DDML Document Definition Markup Language

W3Cに対してNoteとして提出された、XML用スキーマ言語の提案の1つである。RELAXやXML Schemaに至る1つのマイルストーンと言える。


SOX Schema for Object-Oriented XML

XMLのスキーマ言語への提案の1つである。W3CよりNoteとして公開されている。XMLSchemaの前段階にあったさまざまな提案のうちの1つである。


XML-Data

W3Cに対してNoteとして提出された、XML用スキーマ言語の提案の1つである。RELAXやXML Schemaに至る1つのマイルストーンと言える。
これの機能を縮小したXML-Data Reducedが、BizTalkフレームワークなどで、XML Schemaが利用可能になるまでのつなぎとして利用されている。


DTD

DTDは、XMLのスキーマ言語の一種である。XML 1.0の仕様書の中で規定されているため、XMLにおけるもっともベーシックなスキーマ言語と言える。
DTDは、スキーマ言語としての機能のほかに実体参照などの定義も含んでおり、スキーマ言語以外の機能を利用される場合もある。
DTDはXMLの前身であるSGMLより基本的な構文を受け継いでいるため、他のXML関連技術と比較して、長い利用実績があり、長所も短所も明確になっている。一方で、DTDで満たせないニーズのために、他のスキーマ言語の開発も盛んである。しかし、実体参照などはDTDと関連するため、スキーマ言語としてDTD以外を使用する場合でも、DTDの知識は必要とされる。
DTDは、XMLの構文に従っていないため、独自の構文を覚える必要がある。また、DTDは適切に名前空間に対応していない。その他、不特定の複数の定義を組み合わせて1つの文書定義として使用する(モジュール)、といった使い方に対応していない(モノリシック)。これらの点から、現在ではDTDに代わる新しいスキーマ言語が求められている。



XML関連応用規格

SVG Scalable Vector Graphics

XMLによって記述されたベクターグラフィック言語。従来インターネットで標準的に使用されてきたグラフィックデータは、JPEG、GIF、PNGなどである。ところが、これらはどれもビットマップ(ラスター)方式であり、ベクター方式の標準がなかった。そこで、XMLを用いて、標準となるベクターグラフィック言語として開発されたのがSVGである。
以下がAdobe Illutrator 9.0から出力したSVG画像の一例である。
SVGを表示可能なソフトウェアをインストールしている場合は、ここをクリックすることで直接SVGファイルを閲覧することもできる。
SVGは、Adobe Illustratorを使いこなしているユーザーであれば、同ソフトで作成した画像データがいともたやすくSVGファイルに変換できることから、HTMLを用いず、SVGでコンテンツを作成する誘惑に駆られるかも知れない。だが、SVGはHTMLのようなページ記述言語ではなく、単なるベクターグラフィック言語である。あくまで、Webページに埋め込む画像データを作成することを目的とした言語である。
実際にSVGでページ全体を記述しても、レイアウトが固定されてしまうため、1行がウィンドウ幅で折り返さず、小さなウィンドウでテキストを読むと煩雑な横スクロールを要求され、実用的ではない場合が多い。


SMIL Synchronized Multimedia Integration Language

SMILは、XMLによって作られたマルチメディア記述用の言語である。時間に関するコントロールや、スクリーン上のプレゼンテーションのレイアウトなどを行うことを目的としたものである。たとえば、音楽再生開始後10秒で画像を切り替える、といった処理を記述することを目的としている。このような時間によるコントロールの概念は、HTMLにはないものである。


MathML Mathematical Markup Language

MathMLは数式を記述するためのマークアップ言語である。W3Cの勧告となっている。
一般にWebのページを記述するためには、HTMLやXHTMLを使用するが、これを用いて学術論文などを記述しようとすると、数式が思い通りに描けない。どうしても表現するなら画像データとして扱うしかなかった。しかしながら、画像データはサイズが大きくなる傾向にあり、修正も面倒である。また、表示デバイスや印刷デバイスの性能に応じてレイアウトを適応させていくというHTML(XHTML)の特徴も活かせない。
そこで、マークアップ言語として数式を記述する言語を作成したものである。MathMLは、単体でも使用できるが、名前空間などを用いて、XHTML文書中に埋め込むこともできる。


CML



BML

社団法人電波産業会によって規定されたデジタルテレビ放送向けのコンテンツ記述言語。BMLは、XHTMLをベースにして、表示制御はテレビ組込みのCSS指定書式とし、コンテンツから表示制御をかなり排除したものとなっている。そのため、見かけはHTMLに近いが、ほとんどの場合、作り直さないと使えない。また、拡張性の高いB-XMLも制定されている。
B-XMLは、XMLをベースにしており、B-XMLコンテンツをテレビに表示するには、テレビ側でBMLに変換して表示する。変換には、XSLTが用いられ、B-XMLをBMLに変換しようという考え方である。
BML、B-XMLともにスクリプト言語としてJavaScriptベースのECMA Scriptが使用される。ページデータとしてソースコードのままテレビに送り込まれ、操作に応じてテレビ内でローカルに解釈し、ダイナミックに動くページを構成することになる。
なお、文字コードとしては日本語EUCを独自拡張したものを用い、BMLで独自に拡張された文字が存在することから、B-XMLは、Unicodeに存在しない文字の使用を認めないXMLとは整合しない可能性もある。
BMLの仕様書はインターネット上で公開されておらず、紙に印刷されたものを社団法人電波産業会より購入しなければならない。


DSML Directory Service Markup Language

XMLを用いて、ディレクトリサービスの情報を記述する言語である。ディレクトリサービスのプロトコルとしてはLDAP(Light Weight Directory Access Protocol)が有名であるが、LDAPによって受け渡される内容を記述する言語としてDSMLは位置付けられる。
DSMLは、開かれた標準としてDSML Initiativeと呼ばれるグループにより開発されている。


PRISM

PRISMは、雑誌、新聞、カタログ、書籍、雑誌などに関する情報を集め、集計し、処理するためのメタデータの標準である。XMLにより記述され、RDFの枠組みの中で使用する。
2000年12月現在、ベータ版の段階にある。


P3P Platform for Privacy Preferences

P3Pは、Webサイトが、そのサイトの持つプライバシー情報の取り扱いに関するポリシーを、利用者に伝達する言語である。
XMLによって作成された言語であり、HTTPヘッダなどによって、P3P文書の位置が明示される。このP3P文書を参照することにより、Webサイトの個々のページが、どのようなプライバシーに関するポリシーで運営されているかを知ることができる。この情報は、ソフトウェアによる自動判定に用いることもできるし、適切な形式に変換して利用者に提示することもできる。


XUL

オープンソースのWebブラウザであるMozillaの中で、ユーザーインターフェイスを記述する言語として開発されたものが、XML-based User Interface Languageである。
ユーザーインターフェイスが、公開された言語で分離独立して記述されるため、ユーザーがユーザーインターフェイスをカスタマイズするのが容易であり、また、多数のユーザーインターフェイスがさまざまなユーザーから提供されることも期待できる。


WAP Wireless Application Protocol

WAPは、WAP Forumの規定した無線携帯機器のための一連のプロトコルである。内容を記述するための主要な言語は、WML(Wireless Markup Language)と呼ばれ、XMLをベースにした文書記述言語である。


Voice XML

VoiceXMLは、電話を利用したアプリケーションのためのXML規格で、現在はワーキングドラフトです。前身のVoiceXML 1.0はVoiceXML Forumによって開発されましたが、VoiceXML 2.0からW3Cとの共同開発となりました。








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